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セリフのタイミングの付け方と声優のプロの技術

アニメーターになって25年以上経ちましたが
この間にアフレコ現場を見たのは4回程度しかありません。

この業界の悪い所の一つで
職種間の横の繋がりがほとんど無いというのが有りますが

これが作業の効率や向上の部分的な妨げにも
なったりしているように感じています。


そのように感じる理由の一つが、
数少ないアフレコ現場での体験が
大変有意義な物であったからです。


原画マンになって始めの頃のセリフのタイミングのイメージとして
一文字3コマ、つまり24分の3秒ぐらいが基本的な早さで
演技の内容によっては早さに変化を付けるというふうに思っていました。

ところが、アフレコの様子を見ていると

そのタイミングでは

気持ち早口に見えたのです。


特にその時の作品は
長回しのセリフが多かった為
その事がよく分かりました。


その際に、
凄い!

と思ったのが声優の技術です。


長回しでゆっくりと
過去の過ちを吐露するシーンです。
途中で間を取りながらの難しいシーンです。


こちらも、それに合わせて
ゆっくり目にタイミングを調整したつもりです。

当然、演出もチェックしています。


しかし

秒数が明らかに足りなかったのです。


参ったな!(°□°;)と思いました。


ところがです。

声優マジックを見ました。
いえ、聞きました。


何度かのテストの後です。

喋りのスピードとしては早いのです。
早いはずなのですが、

ゆっくり話しているように感じるのです。


驚きました。(☆o☆)
完成した物を見てもわかりません。


その喋りのスピードは、
感情をあまり込めないで本を読むように喋れば
言える早さではあるのです。

演出のチェックを通ったのも多分その為でしょう。

しかし、現場で見ていると、この内容では感情を込めると
秒数が足りないはずなのです。
が、
バッチリ合わせくれたのです。

スピードは早いのですが、
喋りのトーンを低く抑えて
緩急を上手く使い、
落ち着きのある感じに
聞こえるように演技してくれたのです。

プロの本物の技を聞かせてもらいました。


この時の体験がセリフ時の息継ぎを含めた
タイミングの取り方を、もっと注意して
考えるようになりましたし、
また、完成時には分からない、
声優の技術を知る事が出来ました。

背景にしろ撮影にしろ、他の職種との交流がもっとあれば
アニメの質の向上や効率を上げる事に
プラスになると思いますが

あまりにも細分化されて
現実にはなかなか難しいのも
よく分かるのですが
残念な所です。
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テーマ : 声優
ジャンル : アイドル・芸能

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